リネンの服は洗濯すると縮む?

正しい洗い方と、長く楽しむためのポイント

「リネンの服って、洗濯すると縮む?」

リネンの服を選ぶとき、気になることのひとつではないでしょうか。

せっかく気に入って買った服だから、洗濯してサイズが変わったら困る。

そんな心配もありますよね。

結論からいうと、リネンは洗濯や乾燥によって、多少縮むことがあります。

特に、洗い方や乾かし方によっては縮みや型崩れが大きくなることも。

だからこそ、リネンを長く楽しむためには、少しだけ丁寧に扱ってあげることが大切です。

今回は、リネンが縮む理由と、TOKYOBASICがおすすめするお手入れ方法をご紹介します。

 

なぜリネンは洗濯すると縮むの?

リネンに限らず、天然繊維の生地は、水に濡れたり、洗濯による力が加わったりすることで、多少サイズが変化することがあります。

服になる前の生地は、織ったり、加工したり、仕上げたりするさまざまな工程を経ています。

そこに水分や洗濯による動き、乾燥などが加わることで、繊維や糸の状態が変化します。

その結果、生地が本来の状態に戻ろうとして、縮みが起こることがあります。

リネンは洗濯を繰り返すことで、少しずつ柔らかくなっていく素材。

最初のハリが少しずつ取れて、肌になじんでいくのも、リネンならではの魅力です。

「洗濯したら必ず縮む」というわけではありません

ここは少し安心してほしいところです。

リネンだからといって、洗濯するたびに大きく縮むわけではありません。

生地の厚さや織り方、加工方法、製品になるまでの工程などによって、縮み方は変わります。

また、あらかじめ洗い加工などを施している商品なら、洗濯後の変化を抑えられる場合もあります。

ただし、家庭での洗濯によって多少の寸法変化が起こる可能性はあります。

そのため、TOKYOBASICではリネン製品を含め、基本的に**「手洗い」表示**にしています。

大切な服だからこそ、できるだけ生地への負担を少なく、長く楽しんでいただきたいと考えているからです。

 

 

TOKYOBASICがおすすめする、リネンの洗い方

 

01|基本は「手洗い」

まずおすすめしたいのは、洗濯表示どおりの手洗いです。

洗面器などに水またはぬるま湯を入れ、衣類用の中性洗剤を適量使用します。

服を入れたら、ゴシゴシこするのではなく、やさしく押し洗い。

強くもみ洗いすると、生地への負担が大きくなり、型崩れやシワの原因になることがあります。

「洗う」というより、やさしく押して汚れを落とすくらいの感覚がおすすめです。

 

02|洗濯機を使うなら「弱」で

「毎回手洗いするのは、ちょっと大変……」

そう感じる方もいると思います。

そんな場合は、洗濯表示を確認したうえで、洗濯機を使うこともできます。

その場合は、

・洗濯ネットに入れる
・おしゃれ着コースなど、弱い水流で洗う
・短時間で洗う
・脱水はできるだけ短めにする

というように、できるだけ衣類への負担を減らしてください。

通常コースで強く洗うよりも、やさしく洗うほうがリネンの風合いや形を保ちやすくなります。

 

03|脱水は短めに

洗濯後の脱水も、意外と大切です。

長時間の強い脱水は、生地に強い力がかかり、シワや型崩れの原因になります。

できるだけ短時間で脱水し、洗い終わったらすぐに取り出す。

そして、軽く振ってシワを伸ばしてから干しましょう。

 

04|干す前に「形を整える」

リネンは、濡れているうちに形を整えてあげるのがおすすめです。

肩のライン。

袖。

裾。

身幅。

軽く手で整えてから干すだけでも、仕上がりが変わります。

細かいシワまで完全に伸ばす必要はありません。

リネンらしい自然なシワを残しながら、全体の形を整える。

それくらいが、ちょうどいいと思います。

 

05|乾燥機は「絶対NG」

ここは特に注意してください。

リネン製品に乾燥機はおすすめしません。

高温と回転によって、縮みや型崩れ、風合いの変化が起こる可能性があります。

「少しだけなら大丈夫かな」

と思っても、乾燥機は使わない。

リネンは必ず自然乾燥。

これを基本にしてください。

早く乾かしたいときも、乾燥機ではなく、風通しのよい場所で陰干しするのがおすすめです。

 

 

リネンは「シワになったら失敗」ではありません

リネンを洗うと、どうしてもシワができます。

でも、そのシワもリネンの魅力のひとつ。

洗濯後に少しシワが残っていても、それは失敗ではありません。

むしろ、自然なシワが入ったリネンは、肩の力が抜けたような雰囲気があります。

きれいに着たいときは、完全に乾く前に軽くアイロンをかける。

ラフに着たいときは、そのまま。

その日の気分で楽しむのも、リネンならではです。

 

洗うほど、リネンは少しずつ変わっていく

リネンの面白いところは、買ったばかりが完成ではないこと。

着て、洗って、また着る。

それを繰り返すうちに、少しずつ生地が柔らかくなり、肌になじんでいきます。

最初は少しハリがあった服が、

「前より柔らかくなったな」

「なんだか着やすくなったな」

と感じることがあります。

新品の状態をずっと保つというより、着る人と一緒に少しずつ変わっていく。

それが天然素材の楽しさでもあります。

 

リネンを長く楽しむための「3つの基本」

難しく考えなくても、まずはこの3つを覚えておけば大丈夫です。

① 基本は手洗い

強い力をかけず、やさしく押し洗い。

② 洗濯機なら「弱」

洗濯ネットに入れて、おしゃれ着コースなどの弱い水流で。

③ 乾燥機は使わない

縮みや型崩れを防ぐため、自然乾燥が基本です。

この3つを意識するだけでも、リネンの服をより長く楽しみやすくなります。

 

「洗うのが大変」だから、リネンを避けるのはもったいない

リネンというと、

「お手入れが難しそう」
「縮みそう」
「シワになるから大変そう」

そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。

でも、ポイントさえ押さえておけば、特別難しい素材ではありません。

むしろ、少しずつ柔らかくなり、着る人の身体になじんでいく。

多少のシワも、その服らしい表情になる。

きれいに保つだけではなく、育てながら着る。

そんな楽しみ方ができるのも、リネンの魅力です。

 

TOKYOBASICが、手洗いをおすすめする理由

TOKYOBASICでは、基本的にリネン製品を手洗い表示にしています。

もちろん、毎回の手洗いが負担になることも分かっています。

だからこそ、

「どうしても洗濯機を使いたい」

という場合には、洗濯ネットに入れて、弱い水流でやさしく洗うことをおすすめしています。

ただし、乾燥機だけは使わないでください。

大切なのは、できるだけ生地に強い負担をかけないこと。

そうすることで、リネン本来の風合いや着心地を、長く楽しんでいただきたいと考えています。

 

リネンは、洗って育てる素材

リネンは、洗濯すると多少縮むことがあります。

でも、それはリネンの悪いところではありません。

洗って、着て。

また洗って、また着る。

そうするうちに、少しずつ柔らかくなり、自分の身体になじんでいく。

新品のときとは違う、その服だけの風合いが生まれていきます。

だから、リネンを「洗濯に弱い素材」と考えるのではなく、

「正しく洗いながら、少しずつ育てていく素材」

と考えてみてください。

お気に入りのリネンを、今年だけではなく、来年も、その先も。

季節とともに、長く楽しんでいただけたらと思います。

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